クラウドソーシング, 開発費

クラウドソーシングってどうなの?

クラウドソーシングってどうなの?

数年前、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングが出現して注目を浴びたのはまだ記憶に新しい出来事です。

開発系の仕事であれば確かにクライアントとエンジニアが直接やりとりをする事で(プラットフォームに払うマージンは発生するものの)ITピラミッド構造による中間マージンを抜かれる事が無いので費用の圧縮が期待出来ます。

しかし、これらのクラウドソーシングが登場してから5年弱の月日が流れたにも関わらず、クラウドソーシング市場が労働市場を大きく変化させる事は出来たでしょうか?

クラウドソーシングを利用する事で開発費は確かに圧縮される傾向にあります。ただし、ある種の便利さが常に別の種類の不便さをもたらす様に、そこにはまた別の問題が発生している様に思います。

それは「安かろう悪かろう」と言う問題です。私はこれには大きく分けて二つの原因があると感じています。

まず誰でも登録出来るために発生する純粋なスキル面での問題が一つと、もう一つは基本的にオンラインでコミュニケーションを完結させなければならないのでコミュニケーションミスが発生しやすいと言うのが原因です。(クラウドソーシングはオフラインでの打ち合わせを禁止しているわけでは有りませんが、コストを抑えようとした場合には必然的にオンラインでのやり取りになるという想定です)

前者の問題について考えると、クラウドソーシングであれ何であれ、当然スキルの高い人に需要が集中するのは当然です。しかし需要と供給のバランスで当然これらの人への依頼は単価が高くなるので、コストを削減しようとするのであれば逆説的にスキルの低い人と契約する可能性が高くなります。いくら安く利用できたとしても、成果物が基準を満たしていなければ本末転倒です。

後者については、デザイン案件やライティング案件等、ある程度「目に見える」ものであればいくつかの例を添付ファイルとして提示する事ですり合せは案外難しく無いと思います。しかしシステム開発においては「頭の中にあるもの」を具現化する作業なので、プロジェクトを提示する側、読み取る側双方に知識と経験が前提となり、また分からないところや目指すべき方向性を気軽に質問し合える様な人間的な信頼関係の構築が必須です。

クラウドソーシングに関して言えば「安く作れる」と言う点がフューチャーされ過ぎているが為に、コストカットそのものが目的となってしまっている面も有り、結果上記の問題等に端を発して「安かろう悪かろう」問題へと行き着いてしまっているのが正直な印象です。

コストは闇雲に削るのではなく、あくまで出せる範囲内の中で最大のものを出すべきだと思います。そしてその限られたコストを最適な割合で割り振る事が成果物の費用対効果を高める重要なポイントと言えるでしょう。

それが自ら出来る自信があればクラウドソーシングは大変優れたサービスになると思います。

しかしそもそも技術的知識・経験が無ければシステム開発に係る費用のコストをミクロ的にはおろか、マクロ的に割り出す事すら簡単な作業では無く、(これは頭の良し悪しとは無関係です)仕方なく単に予算だけを示して、他の全てを相手に丸投げする様な手法になってしまう場合、クラウドソーシングの利用は非常に危険だと考えられます。

見積もりカッターはシステム開発やwebサイトを外注した時に見積もり価格の圧縮交渉を行う完全成功報酬型サービスです。
見積もりカッターはシステム開発やwebサイトを外注した時に見積もり価格の圧縮交渉を行う完全成功報酬型サービスです。